*+ASTRAY+*

食べることとか大好き高校生のブログ。ツイッターのせいで変更滞り気味。SSあります。

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機動戦士ガンダムSEED palatine 01「舞い降りる妖精」

「・・・また、ですか・・・」

「はい、艦長」

強襲揚陸空母”トゥアハー・デ・ダナン”のブリッジでテレサ・テスタロッサ大佐は副官のリチャード・ヘンリー・マリューカス中佐に聞き返した。

「・・・・FAFと、翼に書かれ、Bから始まるコールサインと思われるマーキング、そして妖精の絵・・・一体何処の部隊でしょう?」

「不明です、艦長」

テッサは報告書に目を落とす。

ガンダムタイプのそれは通常のMSの限界空域を普通に、自在に飛んでいる。

そして、哨戒機がそれに警戒し、攻撃して、返り討ちにされる、という事件が多発している。

それの犯人だと思われるMSが数機存在する事なども記載されている。

「とりあえず、もう傍観するだけ、とは行かないでしょうね」

「でしょうな。ラクス・クライン議長もそうお考えのようです」

「ええ。・・・ヤマト准将を」

「イエス・マム」

通信士官が親衛隊隊長、つまり軍の司令官を呼び出す

「こちらプラント遊撃親衛隊隊長、キラ・ヤマトです。・・・どうしたの?テッサ」

「こちら時空管理局時空管理特務隊隊長、テレサ・テスタロッサ大佐です。
 ・・・あの哨戒機撃墜事件の対応についてお聞きしたいのですけれど・・・」

「うん、本格的に調査は始まってる。
 管理局の方はどうなの?」

「この件に参加するかどうかは私が決める事ですから。
 ・・・管理局の方は相変わらず旧管理局派と八神派と、いがみ合っていますよ。
 はやてさんはこの件については動くつもりで居るそうですけど」

「そっか・・・」

モニター越しのキラは相変わらずおっとりとした物腰であった。

「あの謎勢力はザフトでは”死を司る妖精”なんて噂されてるけどね」

キラは頬を緩めて言った。

「妖精、ですか・・・FAFの”F”はフェアリィ・・・つまり”妖精”と取れますからね、確かに」

「うん」

「とりあえず、此方も動く事にします。
 ・・・恐らくその勢力の目的は偵察でしょうね」

「・・・かもね、じゃあ」

通信途絶。

テッサは深い溜息をついた。



シンは街をぶらりと歩いていた。

有給を少しは消化しろと副官にどやされこうやって出てきたのである。

「ったく、こんな暑い日に追い出すかよ、普通」

ギラギラ照りつける太陽の光。

「暑い・・・」

シンはとりあえずどっかの店で涼む事にして足を進める。

プラントコロニーの空調が凄くありがたく思えるほどに暑い。

地球生まれのシンはプラントの街に出たのは数回だがそれでもありがたく感じるほどに、暑い。

・・・と?

シンは雑貨屋の前に置いてある団扇を見つけた。

団扇でも扇子でも何でもいいから涼しくなるもの、というわけでシンはそれを購入し、歩きながらパタパタ仰ぐ。

そしてバス停で足を止め、日陰にあるベンチに座った。

週末なだけあって何時もより人が多かった。

「暑い・・・」

そうぶつぶつ呟きながらいるとバスが来た。

さっさとバスに乗り数十分で目的地に到達。

バスを降りてさっさと目的地のショッピングモールへ入った。

「ふう、涼しい・・・」

シンは呟きながら大きな通路を歩いた。

平日だからか人が少ない。

もっとも、ルナマリア如く、「昼過ぎからが一番人が多くなるわよ」らしいが・・・。

シンはそう思いながら歩く。

どかっ!

「っ!」

シンはぎくりと下を向いた。

「・・・大丈夫ですか。赤い瞳の殿方」

ぶつかった相手、少女は何事も無かったように聞く。

「大丈夫だけど・・・君こそ大丈夫?」

「異常なし・・・いや、あり。迷子になってしまった」

可愛いくせにレイより相手にしにくそうだと、シンは思った。

「保護者は、誰?それに君は?」

シンは聞いた。

とりあえず、迷子なのだし相手になってやってもいいだろう。

それに、これが望んでいた平和だ、そう、自分が望んだ。

「ゆき・・・深井澪、保護者は、深井零と、藤原優香」

「そっか、じゃあ、どういう人?」

シンがそう聞くと澪は自分の前髪を指差し、くいと下へ下げる。

「・・・?」

まぁ、小学生にもなっていない子に聞くのは論外だ・・・そうシンは勝手に結論付ける。

「まぁ、歩いていればきっと見つかるよ?ね?だから、お兄ちゃんと一緒に行こうか」

「・・・了解・・・そういや、名前を聞いていないが?」

「あ、シンだよ、シン・アスカ。覚えられる?」

「シン・アスカ・・・了解」

「あはははは・・・」

歳にあわない口調に乾いた笑いを漏らしつつシンはゆっくり足を進めた。

*

「澪がいない?」

「ああ、トイレに行っている間に人並みに飲まれたのだろうな」

「まったく・・・零、ホント面倒見がよくないわね」

「お互い様だ」

「むっかっ!」

ポニーテールの女性は握りこぶしをぎゅっと硬く握る。

「この、ばっかっ!もうっ!探しに行くわよ!ほら、戦場は広大よ!さあ、戦闘開始よ!」

女性・・・藤原優香は、深井零の手を無理矢理引っ張る。

「全く、・・・自分の大事な”愛機”でしょう?ホント、アンタの気が知れないわ・・・」

優香はそうぶつぶつ呟く。

一方の零は優香に引っ張られるがままである。

周りの家族連れたちは「何やっているんだ?」というノリで2人を見る。

優香は顔を少し赤くしながら進む。

・・・もっとも、怒って顔が赤くなったのか、恥ずかしくて赤くなったのかは零には分からなかった。

壁の影を見つけると優香はそこに零を押し込み彼女は自身の”デバイス”を取り出す。

空間モニターを展開し微小だが捜索魔法もかけている。

ただ、彼女の捜索魔法はあまり意味がなさそうなのだが。

零はただ突っ立っていた。

*

「そか、テッサちゃんも動くんか」

「ええ、管理外世界とはいえ、流石にいただけませんから。
 ・・・それに、私はこれでもまだ”ミスリル”の再建に向けて進んでいますから」

「世界の火消し、か・・・・それって、相当身の減る仕事やな」

テッサは空間モニターを見ながらキーを打つ。

「まあ、テッサちゃんがその気になるってことは相当やばいんやろ?やっぱり」

通信の相手、八神はやては小首を傾げる。

「はい、とても、いただけない情勢にあります。
 やっと平和に戻ろうとしていたのを、再び火の海にしようとしている組織の尻尾もつかめていません。
 ・・・それと、流石に特殊戦を使うのはいけなかったんじゃないですか?」

通常より声を小さくしてテッサは言った。

はやてはテッサの話を聞いて顔を引き締める。

「”見方を犠牲にしても必ず情報を守り帰投せよ”・・・これが、彼らの絶対命令です。
 特殊戦機に不審を抱いた哨戒機が攻撃をし、そして撃墜されるという事件が相次いでるようです。
 ザフト軍・・・ラクス・クラインや、キラ・ヤマトがすでに特殊戦機を敵と見なしているように取れますし」

「そか・・・しかし、成果は合ったやろ?
 私が彼らを選んだのは情報の正確性や」

「成る程・・・まぁ、行動を起こさないわけには行かないでしょう。下手したらまた”あの男”が噛んでいるかもしれません」

テッサはそう言うとこぶしを握る。

「・・・そか、そやろうな。あの男はテッサちゃんの唯一の肉親やからな」

「はい・・・とにかく、此方は動きます。
 それと特殊戦にもまた違う方向で情報収集に当たって欲しいです」

「・・・なんや?」

「それは―――についてです」

*

「う~ん・・・難しいね、こうも広いと・・・」

ショッピングセンターのフードコートでシンは目の前の子を見る。

ついさっきシンが保護した子。

深井澪。

「・・・うむ・・・」

食べかすを顔につけながら真剣に唸りつつ食べる澪。

自分の死んだ妹とは別の方向で可愛い。

「・・・どうした?ん?」

真剣な顔でシンの顔を覗き込む澪。

微妙に顔が赤らんでいる。

・・・こういうのをクーデレというのか・・・?

シンはそう疑問に思いながら「ほら」と言って、紙ナプキンで澪の口を拭く。

「・・・お、あ、ありがとう、・・・」

澪のことだから多分、「恩に着る」と言おうとしたのだろう。

シンはそういう彼女を見ぬ振りしてハンバーグを食べる。

シンは横目に澪を見る。

さっきからハンバーグを食べる手が進んでいない。

「っ!」

気が付けばシンはテーブルをひっくり返し、澪を押し倒したテーブルの脇に伏せさせる。

もちろん、自分も同じである。

爆発。

白い煙で咳き込む、人、人・・・。

瓦礫に足を挟まれ動けない人もいる。

「・・・ったくっ、糞ッ!」

シンはそう毒づきながら剣帯に手を伸ばす。

「・・・レストレーション!」

シンがそう叫ぶとシンが手に持った石が大剣へと変わる。

「こんなところで・・・あんたたちは!」

シンは廊下へ飛び出していった。

「・・・ジュエルシード・・・?」

フードコートに取り残された澪はそう呟いた。

そして、何処からか取り出した本と左手に持ったペンダントに向かって小さく言った。

「・・・セットアップ・・・」

*

シンは活頸を自分が使える最大値まで引き上げ半分瓦礫と化したショッピングセンターを突き進んでいた。

「ったく、誰だ!民間人を巻き込んでおいて!」

シンは瓦礫を飛び越え、頸で視力を強化して走る。

「なっ!?」

シンは見えない影にぶつかり後ろの瓦礫に突っ込む。

「グァ・・・ッ!」

勝手に肺から空気が漏れる。

「・・・ミラージュハイド、解除」

<Yes Sir.>

シンは確かに聞いた。

その声を。

「そこのダイトを持った殿方を狩る。・・・フランベルグ?」

<Yes Sir.>

彼女が持った杖(剣に似ている)を大振りに振る。

空薬莢が飛び杖は形を変える。

まさしく、剣だった。

杖が剣に変わったのと同時に円形・・・中には星が描かれているものが現れる。

シンはその”魔方陣”の美しさに見とめると、彼女が目にも留まらぬ速さでシンの前に現れる。

「くそ・・・っ!」

シンはそれを辛うじて受け止めるが――ダイトにひびが入る。

そして、剣の腹で殴られた。

再び瓦礫の中に突っ込むシン。

「終わりです」

少女がシンの前に現れ剣を振り下ろそうとする。

上から一閃に。

「・・・っ!?」

シンは息を呑んだ。

「・・・ごめん」

彼女が呟いた言葉も聞こえなかった。

そして、振り下ろす・・・と、薄く青い魔方陣がシンを守っていた。

「え・・・っ!」

少女は呆気に取られるようにその魔方陣から剣を引く。

「・・・―――を解き放て。・・・貫け!ウィンドアロー!」

風の矢が、少女のわき腹に・・・いや、自分を殺そうとした少女は銀色の魔方陣を展開して自分を守っている。

そして、シンの前にもう1人、少女がいた。

「・・・澪・・・?」

シンは目を疑った。

しかしそこに居るのは間違えなく深井澪だった。

そして、透明な妖精の翼を広げ・・・。


それは、シンはもう訳の分からない事だらけだった・・・。

END
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ヒカリさんです。
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ワードとエクセル、ブラインドタッチが得意です。
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プロフこちら↑

高校一年生演劇部所属。
中学の時は吹奏楽部で、楽器はクラリネット(B♭)&バスクラリネット(B♭プラ菅)

マブラヴTEのクリスカマジイケメンwww
イーニァが可愛すぎww
タケミーはさらっと角なしが好き。角ありだと赤。
真耶か真那と言われたら真耶派。

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・わたしのリラックマ (積みゲー)
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