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食べることとか大好き高校生のブログ。ツイッターのせいで変更滞り気味。SSあります。

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機動戦士ガンダムSEED palatine 04「ワイヤード・ゴースト」

青い空が広がり、現実感がしない草原。

いや、ここは現実世界ではないのだから、現実感がしないのは当然だろう。

花や草を取ってみてもすぐに破損プログラムとして処理されてしまう。

だが、ここ、”ワイヤード(非現実世界)”の花を、摘んで楽しそうにしている少女がいた。

摘んだ花のプログラムを瞬時に書き換え、手にする少女。

それも、”書き換える”という行為を一瞬で行っても、ただの”無意識”でだ。

そんな彼女を見れば誰だって思うだろう。

「凄腕ハッカー」と・・・。



「隊長、資料を届けに上がりました」

ミスリル作戦部第2特殊小隊の小隊員、ミュンファ・アルテレス中尉は隊長室をノックする。

「・・・ん?ミュンファか。入っていいぞ」

投げやりな返事が返ってくる。

初めての隊員はたいていやる気をなくすか思いっきり、隊長を叱責するのだが、小隊の中でも付き合いの長い彼女は特に気にもせず、部屋に入った。

「資料、追加です」

ミュンファは小隊長、シン・アスカ少佐にほいと資料を渡す。

「ああ、ありがとな、ミュンファ」

「・・・また子供の守に徹夜ですか・・・」

「ああ・・・まあな・・・」

シンはそう言うとあくびを1つする。

制服をだらしなく着崩し、ソファの上に転がっている。

周りには乱雑に散らかった模型やら書類やらでごった返している。

はじめてみた者は「給料泥棒」だとか「ニート」だとか、「ヒモ」とかって思うだろうが、やはり付き合いの長い彼女は気に留めなかった。

オーブにいた時だって、子供の守で一晩明かしてしまう時だってあったし、今は”あの子”がいる。

ミュンファは溜息をつくと何も言わずに部屋を出た。

今日はもう愛機のルーチンワーク以外にすることが無い。

ミュンファはそう思いながらポケットから懐中時計を取り出し、見る。

「・・・はぁ・・・、まだ時間がありすぎだな・・・」

午前十時四十五分。

勤務時間なのに、する事が無いとは、何時も通りとはいえ、溜息をついてしまう。

足を止めて、懐中時計をポケットに入れる。

「・・・あ、ミュンファ、姉ちゃん・・・」

・・・おや?

”あの子”が来たようだ。

「どうしたの?雪風ちゃん」

声色を変え、視線を雪風に合わせて、ミュンファは”雪風”に問うた。

「シンに・・・資料を渡して来いって、深井大尉が・・・」

シンに会って、口調が和らぎ、段々年相応の顔を見せ始めた雪風は資料をミュンファに見せる。

「そっか、私が渡しておいてあげようか?」

「いや・・・大丈夫だ・・あうっ・・・・大丈夫だよ、ミュンファ姉ちゃん」

「・・・わかった、頑張ってね」

「うん」

そう言うとミュンファは歩き出す。

行く先は・・・格納庫。

とりあえずルーチンワークを終わらせよう。

それから、何をするか考えよう。

ミュンファはそう思いながら格納庫へ足を進めた。



「シン、深井大尉から」

雪風はソファに寝そべったシンに資料を渡す。

「ありがとな、雪風」

「うんうん、大丈夫」

雪風は笑みを浮かべながら言う。

シンは書類に目を通すと、眉を顰めた。

「・・・ん?どういう事だ?」

シンは眉を顰めながら雪風に問う。

「第106管理外世界。
 インターネット技術にとても特化した世界だよ。
 そこで最近多々目撃されている少女の写真」

幼さが残る、楽しそうな少女の姿が写真に収められている。

あまり画質はよくないが、顔も悪くない。

「むこう・・・ネットセキュリティ会社”VSS”、ならびに国連軍治安維持局”フラック”での呼称は”ワイヤード・ゴースト”」

「お化け?」

そのまま”ネット世界のお化け”と呼ばれる少女は楽しそうに花を摘んでいる。

「この世界のワイヤードは、長時間のログインは不可能です。
 それに、この、プログラムで出来た花を、瞬時に書き換えることを無意識にやってのける・・・通常なら不可能でしょう」

軍人としての口調に戻った雪風はそう言うと首筋にある”チップ”を触る。

「この世界の”ブレインチップ”は、有線しか対応していません。つまり、”ファースト”しか存在していないのです。
 沢山の電子体やシュミクラムは私たちと違ってアボートしやすいですが、アボートする前に、電子体やシュミクラムが被害にあい、沢山の人が亡くなりました」

シンは持っていないが雪風やリインフォースが持っている”ブレインチップ”は、”セカンド(第二世代)”と呼ばれ、常時ネットに繋がっている。

だが、この管理外世界は”ファースト(第一世代)”しか存在していない。

つまり、有線接続のみに”ブレインチップ”が対応していて、ネット世界へダイブ(没入)するにはコンソールが必要なのだ。

だから、アボート(強制離脱)をさせる事が可能なのである。

無線接続になると”ファースト”みたく簡単にアボートはできない。

”セカンド”たちは”アボートする可能性がある”と想定し、シュミクラムを操るのだ。

つまり、有線接続で戦闘を行っている。

「わかりました?」

「いや・・・全然。話が飛躍しすぎだよ」

「・・・あ、そうか」

雪風はシンが世界の介入に関わり始めて日が浅い事を思い出し、顔を赤くする。

「ブレインチップは・・・わかるよね?」

そう言うと雪風は長い髪を掻き分けて首筋のチップのケーブル挿入口を開けた。

「ああ・・・インターネット世界に入るためのものだったよな」

「そう。それで今私が開けた挿入口、わかる?」

「ああ・・・えっと、PCのUSB端子のようなものだったな」

「そう。この端子にコンソールのコードを接続する。セカンドの場合はコレは無くてもワイヤードに接続できるけど、この世界の人たちは”ファースト”と呼ばれるブレインチップ所持者たちだよ。
 ファーストは旧式で、コンソールがないとワイヤードへ接続は出来ない。
 そして、セカンドよりネット適正が低いから、長時間のログインは出来ない。
 出来ても8時間くらいが限度で、場所を選ぶ。
 なにより、プログラムの書き換えは難しいから、この子、常人じゃない」

雪風は端子の口を閉じる。

「一息で説明しちゃったけど、大丈夫?」

「ああ・・・なんとなく分かった、常人じゃないって事が。だけど・・・」

「うん・・・この子は、人間なんだ・・・人と違う力を持ってるだけで、人間なんだ・・・」



「お久しぶりです、ミラさん」

「久しぶりです、テッサさん」

テッサの執務室でにこやかに挨拶を交わす二人。

”ウィスパード”であるクダン・ミラや元情報部香港支局長のギャビン・ハンターが立ち上げた組織”オリハルコン”はミスリルの元へ入る事になったのである。

「大きくなりましたね」

「そう、ですか?まぁ、テニスも再びやり始めましたけど、全然変わってないように思いますが?
 にしても、テッサさんも頭でっかちになってませんか?」

「頭でっかち?」

「考えすぎはよくないですよ。適度に休息をとって、勤務時間中に仕事を終わらせる・・・ソレが理想では?」

ミラは笑いながらテッサに言う。

「無理はいけませんよ、テッサさん」

「ええ・・・でも、頭でっかちって・・・酷いです」

「酷くないと思う。運動オンチで成長すべきところが成長していないですよ?」

「なっ・・・っ!?」

笑って言うミラを睨みつけ、自分の、胸を見る。

もし目の前が鏡だったら、割れるほど睨みつけていたに違いない。

「むぅ・・・っ!」

険しい顔をして胸を睨み続けるテッサ。

・・・まぁ、確かに普通、微乳である。

貧乳ほどではないが、小さい方だ。

「ミラさん・・・っっ!?」

ミラの胸を見る。

ステラ・ルーシェ大尉くらいの大きさだろう。

ルーシェ大尉といえば、巨乳で有名だったりするが、アークエンジェル戦隊のマリュー・ラミアスほどでもない。

「テッサさん、ドンマイです」

「うっ・・・・、はい・・・そうですね・・・きっと、相良さんもかなめさんの胸にほれたんですね、そうですねっ!?」

ミラは飽きれた顔をして「これが、”オリハルコン”組織図です」と、書類をテッサに差し出す。

「え・・・、あ、はい」

我に返ったテッサはミラから書類を貰い、見る。

「戦闘部隊があっても、殆どは情報機関及び研究機関なんですね」

「はい。あくまでも”戦闘”は補助的なものです」

「なんか、こういう組織も面白いです、とりあえず、戦艦”ラルファス”のことも了解しました」

「はい、ありがとうございます」

そう言うとクダン・ミラ中佐は執務室を後にした。



「――と、言うわけです。深井大尉と藤原中尉、雪風もこの任務に当たってもらいます。指揮権は全て、アスカ少佐のものです」

「おれが、ですか・・・ぁふあぁ」

高そうな革椅子にすわりだらしなく執務机に突っ伏しているシンを見てテッサは微笑む。

「まぁ、”ワイヤード・ゴースト”の調査ですから、楽でしょう?
 ただ、たとえば”ワイヤード”の消滅等の事も視野に入れてくださいね。
 それにあたり、ワイヤードへ接続できるようにデバイスを調整しなおします」

ワイヤードに入れなければ情報収集もろくに出来ないってことなのだろう。

「”パラディン”にブレインチップの技術を応用したものを組み込んで、精神リンクする事により、ワイヤードへ接続が可能になります。
 ただし、半径1メートル以内でないと精神リンクが美味く繋がるか分かりません。
 まだ、この2つのシステムは試作段階ですから、大事に使ってください」

「了解ぃ・・・」

机に突っ伏して真面目に話を聞いているのかいないのか全く分からない態度のシンに腹を立てることなく、紅茶を飲みながら話すテッサ。

どこか嬉しそうな表情を浮かべている。

「深井大尉にも同様の措置を施しました。あまり意味はないですけどね。
 ブレインチップ持ちの人たちにも同じ措置を施しました。
 あと、”シュミクラム”は、各員の実機をベースにいくらか変更点があります。
 アスカ少佐の場合は”デスティニー・パラテインセカンド”という機名です。
 電子体及びシュミクラムの訓練を行っておいてください」

テッサはそう言うとあたたかい紅茶を啜る。

そしてテッサは横目でシンを見る。

「・・・寝癖、ついてますよ?あと、シャワーくらいは浴びた方がいいでしょう?」

数秒沈黙。

テッサがシュミクラム関係の説明をしている間、半分寝ていたシンはテッサの”寝癖”という言葉で我に返った。

「ね、寝癖っ!?」

「ええ・・・なにか?」

言うや否やシンはバスルームに駆け出した。

沢山の書類を吹き飛ばし、ドアを蹴散らし制服を脱ぎ捨てた。

テッサはとっさに目を硬く瞑った。



電子が渦巻くネット世界。

沢山の電子体がいる街から離れた、1つのちいさなサイト。

つい先ほど閉鎖(隔離)されてしまった、思い出の場所。

もう、ここにはおれ以外来ないだろう。

だって、このサイトを根城にしていたハッカー集団”ステッペンウルフ”はフラックに捕まってしまったのだから。

おれはその”ステッペンウルフ”のエースハッカーだった。

つい先日までは月菜や優哉、あきらと共に、喋ったり、寝転んだり、喧嘩したりしたんだんだな・・・・。

彼、相馬透はその草原を見てそんなことを考えていた。

青く透き通る空、現実感がしない草、鳥の囀り、草の香り――。

草を摘んでみる。

破損データとなって空かなたへ消えていく。

透はそれを憂鬱げな瞳で見つめた。

・・・・っと?

「くぅ・・・くぅ・・・くぅ・・・zzz」

静かな、規則正しい寝息。

「くぅ・・・むぐぅにゃ・・・zzz」

透は無意識に寝息のするほうへ近づいた。

「ん・・・?」

女の子。

青い髪の、少女。

「むにゃあ・・・にゃっ!?」

透の気配に気付いたのか飛び起きる少女。

「・・・お兄・・・ちゃん?」

小さく、呟くような声で少女は言った。

「お兄ちゃん?おれに兄弟なんていない。お前は誰だ?それに、ここはついさっき閉鎖されたはずだ」

少女が手にしている色鮮やかな花を見て透は顔に出さなかったが、驚いた。

「閉鎖・・・?」

「ああ」

沈黙。

「ここにいちゃ、いけないの?」

とても悲しそうに少女は言った。

「お前は、誰だ?」

じっと透は少女を見つめた。

沈黙。

数秒の間だろうが、とても長く感じたように思える。

「・・・覚えてないの?」

「?」

「お兄ちゃん・・・・」

少女は悲しげに、上目遣いで透を見つめた。

「・・・憐だよ?お兄ちゃん・・・」

憐・・・?

だれだ、そんな名前の少女なんて、知り合いにはいない。

そう透は吐き捨てようとした。

だけど、言えなかった。

記憶の片隅で、どこかで会った記憶があるから。

いや、ずっと、長い時間一緒にいた気がする。

だけど、思い出せない。

気が付けば、少女は涙を流してここを去っていた。



あとがき

フムン・・・バルドフォースは、OVAしか見てないから、フツーに妄想で展開させています。

でも、憐かわいいよね、みのりもいいとは思うけど、みのりルートはなぁ・・・

あ、ちなみにフェイトとステラは現在オーブでフルメタのあるお方を探してる真っ最中でございます。

え?あの人って?

ソースケの○○と、テッサとある関係をもつあのお方です。

次あたりで、少し出してあげようかなと・・・ww

@、全開でてきたフィン・キルヒアイスたる人物ですが、私の原作沿い(?)SS、「デ・ダナンと騎乗兵」に登場するキャラクターです。

そのうちはっきり機体も出しますが、ネタバレになるのでしばらく触れないようにします。

ちなみに「デ・ダナンと騎乗兵」は私のHPまたは、「猫々蹴球」様でみることが出来るので、見たい方はどうぞご勝手に。

あと、前回ミスリル結成がいきなりだったので、3.5話をそのうちうpする予定です。

ほかにオリキャラ登場予定は「空舞う妖精」に格納してあるSS(まだ1話未完成)、「魔法少女リリカルFATE」に登場するアルテアやシルラ、おなじく空舞う(ry)にあるSSに登場しているキャラがでるかもしれない。
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Author:ヒカリさん
ヒカリさんです。
苦手なものはかぼちゃ、うめぼし、骨の多い魚他もろもろ・・・。
ワードとエクセル、ブラインドタッチが得意です。
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プロフこちら↑

高校一年生演劇部所属。
中学の時は吹奏楽部で、楽器はクラリネット(B♭)&バスクラリネット(B♭プラ菅)

マブラヴTEのクリスカマジイケメンwww
イーニァが可愛すぎww
タケミーはさらっと角なしが好き。角ありだと赤。
真耶か真那と言われたら真耶派。

~所有ゲーム~

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・わたしのリラックマ (積みゲー)
・シムシティDS2 (進行中?)
・おいでよ どうぶつの森 (進行中?)
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・スーパーロボット大戦W(VSゲイツ戦フルメタルートまで)
・大合奏バンドブラザーズ (マスター攻略中)
・ポケモンレンジャーバトナージ (積みゲー)

PSP
・PATAPON!2 (積みゲー)
・初音ミク Project DIVA (ハード攻略中)
・初音ミク project DIVA2nd
・魔法少女リリカルなのはA's (クリア済み)
・魔法少女リリカルなのはA’sGod(クリア済み)
・モンスターハンターポータブル2ndG(積み)
・最後の約束の物語(セレス√攻略中)

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・ポケットモンスタールビー (クリア済み)
・ポケットモンスターサファイア (クリア済み)
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