*+ASTRAY+*

食べることとか大好き高校生のブログ。ツイッターのせいで変更滞り気味。SSあります。

Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

機動戦士ガンダムSEED palatine 12「漂流者~シン・アスカ~」

「グリッド23地区にネウロイ出現。出撃して」

とある基地の司令室で”スカートを履いていない”女性がアナログな通信機器に身を乗り出して言った。

その基地は城のようなつくりで、海を一望できる島に作られていた。

「・・・気をつけてね、美緒」

「ああ」

扶桑国の白い軍服を着た女性が静かに返事をする。

彼女の手には鞘に収められた刀。

彼女は刀を一度きつく握り、司令室を後にした。

だれも死なせない。

ネウロイを堕として必ず帰る。

特に可愛い新人たちには生きていて欲しい、だから、自分が守らなくては。

501統合戦闘航空団”ストライクウィッチーズ”の教官兼前線指揮官、坂本美緒少佐は顔を引き締めて、だれもいない廊下を歩いた。

真っ直ぐ、格納庫へ向かって。

重たい扉を開けて格納庫に入ると既に出撃準備は始まっていた。

出撃メンバーの飛行脚”ストライカー”が引き出され、整備員たちが2人二人がかりで銃を持ち出す。

少佐は走り出し、自身の愛機を履いた。

青い光と共に、自分の感覚が拡張される感覚がする。

ストライカーが納められているストッパーの角に両手をつき、体重をかけて脚の裏から車輪を出させ、ストッパーとストライカーを切り離す。

部下たちも同じ手順を踏んで、ストライカーを地面につかせ、自分が前に出るのを待っている。

車輪を転がして滑走路まで出る。

部下たちもソレに習って付いて来てくれる。

そして、滑走路の端で止まる。

流れる風が頬をかすめる。

「・・・ストライクウィッチーズ、発進する!」

飛び出した。

魔方陣が足元に展開される。

海に落ちる寸前で体を浮かせ、車輪を格納。

緩やかに、白い尾を引いて上昇。

冷たい風が流れていく。


目標視認。

何だ?あれは。


美緒は怪訝そうにそれを見る。

左目につけた眼帯を外す。

赤い光を放つそれで、その敵味方不明の目標機を見る。

コア反応無し。

美緒の顔は難しそうに顔を引きつらせていた。

「人間?」

ストライクウィッチーズ新人の1人であるリネット・ビショップが狙撃銃のスコープを覗きながら呟いた。

彼女は今回出撃しているメンバーの中では、視力に優れた魔女(ウィッチ)だ。

美緒は速度を上げた。

手にした軍刀をすらりと抜き放ち、魔力を流し込んでやる。

軍刀が青白く光り輝く。

すると目の前の”人間”と思われる者は手にした杖を横なぎに振った。

「っ!?」

杖が剣に変形した。

相手の顔が視認できる距離までつまってきた。

相手は・・・男?

それもストライカー無しで飛んでいる。

「?」

新人でありエースの卵である宮藤芳香やリーネ、ストライクウィッチーズ一のスピードを持つシャーリーたちが顔を見合わせる。

敵なのか?

ネウロイではなさそうだが・・・。


「・・・ううっ」

目に毒だ。

スカートくらい履いてくれ。

シンは眉を顰めてそう思った。

まだ恥じてくれるならいいが、気にした様子もなく飛行している少女たち。

目に毒だ。

<マスター?>

「何だよ、エデン」

<魔力反応確認。
 前方のボギーからかと思われます、いかがいたしましょう>

シンのデバイス”エデン”が無機質に言ってくる。

「なあ、エデン」

<何でしょう>

「目の前の目に毒な奴らをボギーっていう一言だけで済ませていいのか?」

<恐らく。
 私は目に毒か良くわかりませんが、様子は平凡でしょう。
 あれが、この世界の風習なのでしょう>

風習、ね・・・。

シンは乾いた笑いを漏らした。

これではまた”ラッキースケベ”なんてからかわれそうだ。

気を取り直して前を見ると先頭を行く少女が刀片手に突っ込んでくる。

「カートリッジロード」

<アイマム、カートリッジロード>

空薬莢が一発吹き飛ぶ。

魔力刃が強い赤の光を放つ。

シンは速度を上げた。


ガキイイインッ!


金属と金属がぶつかり合うような、悲鳴に似た音が周囲に漏れていく。

少女が振った軍刀をシンはエデンの刃で受け止めていた。

「ったく、目に毒なんだよ~~~っ!」

無理矢理力を込めて少女を突き飛ばす。

回転しながら落ちていくポニーテールの少女。

う~ん、あれはスクミズか?って、ちげえよっ!

シンは頭を振ってエデンを構えなおす。

堕ちていった少女を見やると体を立て直して再び上昇していた。

なかなかいい腕をしている、とシンは感心する。

一発だけとはいえカートリッジによって威力が増倍された魔力刃を受け止めたのだ。

そして体制を崩したものの、立て直してまた戦闘態勢に入るとは。

シンはスフィアを形成する。

<・・・形成完了、いつでもどうぞ>

「いけえっ!」

スフィアを軍刀を握った少女に向けて放つ。

いくつもの赤い光の弾があちこちにばらけながら少女を狙う。

右からねらってくるスフィアをロールして回避するもののしっかりとスフィアは後を追った。

「くっ!」

軍刀を振りながら少女が急降下。

しかし後ろにぴったりと食いついていくスフィア。

彼女が狙ったスフィアは真っ二つにされ消失。

しかし後ろのスフィアは振り切れていなかった。


パパパンッ!


シンはそんな乾いた銃声を耳にする。


バンッ!バンッ!


機関銃やライフルの弾がスフィアを狙う。

そして、シンにもその鉄の弾は向かっていた。

目の前にシールドを張ってその弾を防ぐ。

パパパンッ!と、音を立て火花が四方八方に飛ぶ。

シンはスフィアを再び形成して放つ。

もちろん制御は半自動。

赤い閃光が後方で銃を撃つ少女たちに迫る。

<マスター、後方からボギー、距離推定200>

ぼんやりとスフィアと少女たちの戦闘を見ていたシンの耳にエデンからの警告が入る。

「またかよ」

シンはうんざりとしながら言った。

とりあえず戦闘はスフィアたちに任せてシンは少女たちに背を向けた。

拡大ツールの縮尺を最大へ。

黒い大型の戦闘機がそこに映っていた。

戦闘機というより爆撃機ほどの大きさだ。

黒いソレは真っ直ぐこちらに向かっている。

黒い戦闘機といえばジャムやそれを似せて作られた初代メイヴがシンの頭に思い浮かぶがすぐに掻き消える。

確かに一般戦闘機と比べればメイヴは大型だが、あそこまで大きくはないし、あんな重たげに飛ぶ事はない。

むしろ軽く、美しく舞ってみせる。

なにより、所々に赤いマーキングらしきものが見える。

そして黒い装甲に6角形の模様がいくつもあり、全くジャムやメイヴに似ていない。

「何だあれ?」

自然と疑問を口にする。

のろのろと飛行するその物体は真っ直ぐこちらに向かってきていた。



「どこ行ったんだろうね」

あまり気がなさそうに優香がぼやいた。

指を走らせながら盛大に溜息をつく。

「・・・さっさと帰ってこないかなあ、ラッキースケベ」

憂鬱そうにルーチンワークをこなす優香。

1番機ポジションに駐機されている雪風の機上で零も同様、溜息をつきながらもルーチンワークをこなしていた。

あと4日も過ぎればまた管理外世界の調査任務に戻らなければならない。

もしそれまでにシンが帰ってこなかったら・・・優香はそう考えると身を軽く震わせた。

まだだれが来るか分からないが、恐らくヴィヴィオやなのはの筈だから、トラブルメイカーが増えるだけだ。

<藤原中尉、テスタロッサ機関長より呼び出しだ>

白嵐が英文でそうメインモニタに表示してくる。

カチャリと音を立てて指が止まる。

「あけて」

<了解>

首に下げていたヘッドセットを頭につける。

ついに決まったか・・・優香は小さく溜息をついた。

が、テッサの知らせは優香の予想を覆すものだった。

『騎士プログラム起動プロセス完了しました、今からシャーリーさんの元へいけますか?』

優香は通信ウィンドウをサブモニタに映し、白嵐が意思表示するためのウィンドウを拡大した。

<了解した、コレより行動を開始する...>

そして次にこう表示。

<機体テスト中断、テスタロッサ機関長の命令を優先命令とする>

優香は頬を緩めた。

「・・・了解、白嵐」

優香は白嵐のモニタをそっと撫でた。



「糞ッ・・・!」

坂本少佐は軍刀を構えながら毒づいた。

あのわけの分からない光を操る空飛ぶ男が目の前にいる。

こいつだけでも手が余るというのに・・・彼の先にはネウロイの姿がある。

少佐の部下であるシャーリーや芳香、リーネが心配そうな目で指示を待っていた。

空飛ぶ男――シンは後ろにいるネウロイに目を丸くしていた。

「何なんだ、あれっ!?」

<魔力反応あり>

エデンのマシンボイスがそう告げてくる。

シンはのろのろと飛行する爆撃機のようなネウロイを睨む。

自分だけであの巨大な魔力生命体を、ネウロイを狩れるだろうか?

恐らく、否。

それにシンはわけの分からないネウロイに手を出そうとは思わなかった。

目を少佐らウィッチ(魔女)に戻し、スフィアを下がらせた。

「さてと・・・エデン、目の前の奴らは通信機材を持っているか?」

<イエス>

「マスキングをかけて回線を開けてくれ」

<アイマム>

目の前に空間モニタを展開する。

直後、少佐は軍刀を強く握り締めながら耳に入ったインカムのノイズに疑問を覚えた。

ザザザ、ザザザザザ―――

ずっとそんな調子でノイズが流れている。

そして、男の声がノイズをかき消すように聞こえた。

『そこの、えっと・・・空飛ぶお前たち、聞こえるか』

少々幼い声が聞こえてきた。

この声は少佐以外のウィッチが装備しているインカムにも聞こえたらしく、首をかしげている。

さて、返答をすべきか、返答をしないべきか・・・。

シンは返答を待った。

出来れば戦いたくはない。

そのために回線を開いたのだ。

一秒、二秒・・・どんどん過ぎていくが、シンにとっては、とても長い時間に思えた。

その間思案している少佐もソレは同じで、とにかく長い時間に思えていた。

相手が人間なら、交渉の余地はある。

しかし、聞き入れてくれるだろうか?

以前スオムスにてジョゼッピーナ准尉がネウロイに洗脳されたという報告もある。

思考にふけること数瞬。

「こちら統合軍第501統合戦闘航空団ストライクウィッチーズ所属坂本美緒少佐だ、返答乞う」

戦いは避けたい、新人たちを、世界を守るために。

シンも同様で、ほっと胸をなでおろす。

シンはこの世界の世界観というのが分からないため、戦闘を極力避けて状況把握したかったこともある。

「こちらザフト軍プラント遊撃隊第3小隊隊長、シン・アスカ少佐だ」

「ザフト軍?」

少佐は眉を顰めた。

ザフトなんて軍は、あっただろうか?

いや、ない。

その辺のレジスタンス等である確率も低そうだ。

なんとなく、だが。

少佐はじっと目の前の、同じ階級だという、少年を見やった。

黒髪が風に揺れ、手に握った剣がきらりと輝く。

「とりあえず、あの爆撃機を落とさなけりゃいけないんだろ、坂本少佐」

シンはエデンの剣先を、後ろのネウロイに向ける。

「ああ!
 いくぞ!宮藤は私とロッテ(二機編隊)を組むぞ!」

「は・・・はいっ!」

坂本少佐の後方で滞空している宮藤芳香が慌てて返事を返す。

「ペリーヌとエイラ、バルクホルンとエーリカ、シャーリーとルッキーニでロッテを組め!リーネは後方支援!」

『はいっ!』

空飛ぶ戦乙女たちはそれぞれ機関銃やライフルを構え、シンの後方のネウロイ目掛けて加速。

「さてと・・・こっちもいくか、エデン!」

シンはそんなウィッチたちに背を向け、握ったデバイスに声をかけた。

<カートリッジ・ロード>

薬莢が一発、海に落ちていく。

赤い魔力刃をエデンに出力させ、シンは目標のネウロイに向かって突っ込んだ。

<ファイアウォール>

赤い閃光がネウロイに向かっていく。

ネウロイは赤いマーキングからレーザーを発射。

四方八方に真っ赤な軌跡が飛ぶ。

「まったく・・・ハリネズミだな」

そうシンは呟きながら撃墜されていく直射型魔法を見やる。

速度を上げ、誘導弾”アクセルシューター”を放つ。

赤い光の弾が赤い軌跡をキレイにかわし、ネウロイの装甲に突っ込んでいく。

ガラスが割れたかのように、ヒカリの欠片をばらまきながら装甲が破壊されていく。

その間シンは止まることなくシールドで敵のレーザーを受けたり、交わしたりしながらネウロイに近づいていく。

「はあああああっ!」

坂本美緒少佐も全速力で彼を追い、左目の眼帯を外す。

坂本少佐の、赤く輝く左目に映るのは、ネウロイの中にある赤いクリスタルのようなもの。

これが、ネウロイの弱点”コア”だ。

このコアを叩けばネウロイは消失する。

「カートリッジロードッ!」

シンがそう叫びながら赤い剣を振るう。

ネウロイの装甲がさらに剥がれ落ちる。

「すごい・・・」

これならシン1人でこのネウロイの相手は出来そうだ。

機関砲でもさほど大きな傷を与えられないというのに・・・。

坂本少佐は驚きをあらわにしつつ、ほかの隊員たちをみやった。

第501統合戦闘航空団きってのWエース、エーリカ・ハルトマン、ゲルトゲート・バルクホルンの二人は滑らかにロールしながら手にした機関銃で確実に敵装甲を破壊していた。

スピード狂のシャーリーは持ち前の速さで攻撃を回避し、敵の懐に飛び込んでいた。

そのシャーリーの相棒、ルッキーニは狙撃銃片手に笑いながらシャーリーを追っている。

ペリーヌ、エイラはスタンダードな戦いをしているものの、一番シンプルで戦いやすいスタイルをとっていた。

そして後方支援のリーネはぽんぽんと弾を当てていく。

「こっちもいくぞ、宮藤」

「は・・・、はいっ!」

「いい返事だッ!」

急降下。

すぐ目の前に赤いビームが飛んでくる。

宮藤が持ち前の巨大シールドを少佐の前に張りそれをガード。

ビームが止んだあと、つかさず少佐と宮藤は機関銃を構えて発砲。

パンッ、パンッと音を立てて装甲が堕ちていく。

そして、コア露出を確認。

「アスカ少佐、聞こえるか」

「ああ、感度良好だ」

「ネウロイのコアは私が堕とす。援護しろ」

「了解」

交信終了。

少佐の目が鷹のようにするどくなる。

日本刀を大きく振り上げ、急降下。

後ろに束ねた黒髪が、大きく揺れる。

「うぉおおおおっ!」

野太い声をあげ、きつく軍刀を握る。

ビームがネウロイよりさらに発射される。

「エデンッ!」

<カートリッジ・ロード。ファイア・ウォール、アクセルシューター>

ガコンッ!という音と衝撃を受けながら、シンは手に持ったエデンの剣先を前方のネウロイに向ける。

「いけっ!」

直射型魔法が敵装甲を簡単に破壊し、アクセルシューターが坂本少佐を守るべく行動する。

赤きアクセルシューターと宮藤の守りを受けながら少佐は軍刀を振った。


パキイイイィインッ


赤い宝石のように輝くネウロイの中枢(コア)に少佐の軍刀が食い込む。

徐々に、コアの皹が放射線状に伸びていく。

そして、割れた。

割れたと同時にネウロイは消失、その日の戦闘は終わりを告げた。

降ってくるネウロイの破片が、太陽の光を受けてガラスのようにきらりと輝いている。

「・・・」

シンはそれを無言で眺めた。

美しい光景だった。




「だれよ、貴方」

オフィーリアと呼ばれる騎士プログラムのコピーが目覚めて、雪風に言い放った第一声がそれだった。

「雪風」

「ゆきかぜぇ~?」

雪風は頷いた。

するとコピープログラムは訝しげに雪風を睨む。

「貴方、もっと冷たいヒトじゃなかった?よく短期間でそこまで角が丸くなったわね」

「えっと・・・それは、えっと・・・」

返答に詰まる雪風は、楽しそうに微笑んでいた。

傍らで机に突っ伏していたシャーリーと優香はそんな二人を見て、疲れた笑みを見せる。

「・・・よかったわねえ・・・、復元できて・・・」

「そうですねえ・・・なのはさんの砲撃くらって、無事なプログラム・・・久しぶりに見ました・・・・」

「「・・・」」

隈の出来たシャーリーの顔を見ながら、優香はさらにぐいと机に頬を押し付ける。

「ああ・・・目が痛い・・・」

「指が痛いです・・・」

ゾンビのような二人を平和そうに見つめるのは零とシゼル・ステインブレッシェル少佐の2人。

「それにしても・・・珍しいな、お前が来るとは」

「そうか?特に珍しくはあるまい。アークとここも関係しているのだから」

「・・・そうだな」

零は肩をすくめながら、のんびりと平和な風景を眺める。

「何故私を助けたの?」

「そうしたかったから」

「ほら、理由になってないじゃない」

「なってる」

言い合う雪風と騎士は、声色は鋭くても、顔は笑っている。

「なってないわよ、えっとその・・・戦略的な何かじゃないの?」

「戦略的?」

「そう・・・たとえば、私を捕まえれば製作者の居場所が分かるとか・・・そんなの」

「ごめん、ない。
 上官にはあるかもしれないけど、助けた私には、そんなのないよ」

「あんたねえ・・・」

飽きれた声を発しつつ、雪風の頭を撫でる騎士。

「えっ・・・・ふぁああっ!」

顔を赤くして唸る雪風。

毎日恒例のじゃんけん大会でビリッケツをとった雪風は、前髪をちょんまげにしていた。

そのせいもあり、余計何時もよりその姿は可愛く見えた。

「あら、なかなか可愛いわ、貴方」

「ふぇええっ!?」

飛び上がって驚く雪風。

その光景を薄笑いを浮かべながら今回の功労者2人組が恨めしそうに見つめていた。



「中尉・・・ッ!」

”あいつ”の声が、いつの間にか変わっていた。

「中尉ッ!」

聞いた事もない、声。

”中尉”とはだれだ?

目を開けてみるとそこはいつもの寮の風景ではなく、戦場だった。

「っ!?」

彼は慌てて身を引いた。


ガコンッ!


足がもつれて、尻餅をつく。

鉄?鉄の感触?

首を回してみると、自分の身体が、”鉄の塊”になっていた。

汗が、たあっと額から垂れていく。

拭おうと、腕を上げて額にこすり付けてみると、鉄の感触。

ずずず・・・と、鉄がこすられる音がする。

手を、見てみると、それも鉄の鎧に包まれていた。

「うわっ!」

一体、何なのだ、これは。

落ち着かない頭で、ひたすら考える。

何故、自分が”ロボットのような鎧”を着ているのだろうか。

「中尉ッ!」

先ほどの女性の声がして、顔を上げてみると、また鉄の巨人が彼を襲おうとしていた。



「・・・さてと、援護を感謝する、アスカ少佐」

「いや、こちらこそ」

「「・・・」」

ピリピリとした雰囲気が空の上に漂っていた。

シンはじっと目の前の少女たちを観察する。

それぞれ着ているものは違うが、全員軍服姿で、スカートやズボンを履いておらず、飛行脚と呼ばれる飛行装置を装備している。

武器は狙撃銃や機関銃、軍刀のようだ。

飛行脚を除いて全部が全部かなり昔の装備だ。

「聞きたい事がある、基地までいいか?」

シンは坂本少佐の言葉に頷く。

「いくぞ」

重たい音を響かせ、レシプロエンジンが推力を生み出す。

魔女たちが次々と基地に戻ってく。

シンはその後を追った。



あとがぎ

遅くなりました、これからもペースは遅いです。

ストパンは何故か指が進まない・・・

バルドスカイ登場です。

レイン大好きですw

・・・と、失礼。

今回はいろいろと書きにくかったです、何故だ?

何故ストライクウィッチーズは書きにくいんだろうw

スポンサーサイト

*Comment

Comment_form

管理者のみ表示。 | 非公開コメント投稿可能です。

*Trackback

トラックバックURL
http://tinatuinoue.blog37.fc2.com/tb.php/292-fe168ec2

左サイドMenu

プロフィール

ヒカリさん

Author:ヒカリさん
ヒカリさんです。
苦手なものはかぼちゃ、うめぼし、骨の多い魚他もろもろ・・・。
ワードとエクセル、ブラインドタッチが得意です。
http://pr.fc2.com/hikarisan/
プロフこちら↑

高校一年生演劇部所属。
中学の時は吹奏楽部で、楽器はクラリネット(B♭)&バスクラリネット(B♭プラ菅)

マブラヴTEのクリスカマジイケメンwww
イーニァが可愛すぎww
タケミーはさらっと角なしが好き。角ありだと赤。
真耶か真那と言われたら真耶派。

~所有ゲーム~

DS
・わたしのリラックマ (積みゲー)
・シムシティDS2 (進行中?)
・おいでよ どうぶつの森 (進行中?)
・ポケットモンスターダイアモンド (殿堂入り完了)
・スーパーロボット大戦W(VSゲイツ戦フルメタルートまで)
・大合奏バンドブラザーズ (マスター攻略中)
・ポケモンレンジャーバトナージ (積みゲー)

PSP
・PATAPON!2 (積みゲー)
・初音ミク Project DIVA (ハード攻略中)
・初音ミク project DIVA2nd
・魔法少女リリカルなのはA's (クリア済み)
・魔法少女リリカルなのはA’sGod(クリア済み)
・モンスターハンターポータブル2ndG(積み)
・最後の約束の物語(セレス√攻略中)

GBA
・ポケットモンスタールビー (クリア済み)
・ポケットモンスターサファイア (クリア済み)
・ポケットモンスターエメラルド (クリア済み)
・ポケモンダンジョン 赤の救助隊 (積みゲー)

PC
メイプルストーリー (進行中)

好きな言葉はSylphid(シルフィード)、Sylph(シルフ)、Maeve(メイヴ)ASTRAY(アストレイ)

ついったー

最近の記事

最近のトラックバック

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

リラックマ

メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

メイプルウォッチ

スカイガールズ

ブロとも申請フォーム

ブログ内検索

バロメーター

QRコード

QR

当サイトについて

当サイトはヒカリさんが運営するサイトです。 本来は日記としてこのブログをつけていましたが、現在はクロスオーバーSSもあり。 コメントの嵐は迷うことなく消去させていただきます。 成りすましコメントや、スパムといったものも消去対象となりますのでご了承ください。 SSは作者や製作会社には一切関係ありません。

現在閲覧者数

同じくバグから復活させました、以前のバグは・・・?

現在の閲覧者数:

来訪者数

復活しました。以前のバグは何だったのだろう・・・

右サイドメニュー

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。