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食べることとか大好き高校生のブログ。ツイッターのせいで変更滞り気味。SSあります。

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リリカル・イグリプス 2話

この世界に来て早一週間。

今私がお世話になっているところは、日本帝国近衛軍第4試験中隊”ライトニング隊”っていう部隊。
軍、しかも近衛はエリートの集まりである事を聞いて、お堅いのだろうなとか思っていたが、以外に基地の人々は皆社交的な人たちで、割と楽しい場所であったりする。

あれからライトニング隊の出撃は無かった。
無論、シュミレータでの訓練はあったが。

副隊長を務めるアリシアちゃんに話を聞くと、「一応、”試験”部隊だから。訓練やテストを除いて、この間みたいに少々大きな戦闘で無い限り呼ばれない」とのこと。
ついでに私の今の立場について聞いて見ると、なんといつの間にかライトニング隊専属のCP(コマンドポスト)士官候補訓練生となっていた。
ソレについてアリシアちゃんに聞くと、「この間サインさせた同意書、まともに読んでないでしょ」と怖い顔で言い返されてしまった。
では何故私を軍に入れたのか聞いてみると「衣食住に困っているって顔してたから、提供しただけ」とぶっきら棒に返しただけで、まともに話をしてくれなかった。
まぁ、とりあえず、実際に困っていたわけだし、多少嬉しくもあった。

そんなわけで、今私はCP士官候補訓練生として、必死に勉強や訓練に励んでいる。


「ここが、CPよ」


”戦術機”衛士兼任CP士官を務める私の教官の1人、ステラ・ブレーメル少尉が大きな扉を開けて静かにそう言った。
彼女は正式なライトニング隊の隊員ではなく、国連軍・ユーコン基地にあるアルゴス試験小隊からの出向であるとのことだが、実際は設立された当時からいるらしい。

「・・・意外と、狭い?」

「そうね、これでも部隊CPの中では大きいほうかしら。
 貴方がイメージしてるのは多分、司令部級の大きさだったから小さく見えたのかもね」

「へえ」

想像してたよりもわりと手狭で、今は4人ほどの隊員がコンソールに向かっていた。
目の前にある少々大きな作戦ブリーフィング用のデスクの電源は落としてあるし、演習なども今は無いため、さほど緊迫した雰囲気ではなく、どこかの商社のように見える。
ただ、商社ほど人は多くないし席を立ち歩いていない。

「高町訓練生、貴方の席はここよ」

ステラさんは右端のコンソールを指差しそういった。


「あの。新人に、しかも訓練生にコンソールなんていいんですか、ここ現場ですよ?」

「構わないわ。それに、実戦の方が覚えるの早いから」


ステラさんはそう言うと、再び私の前へ戻ってきた。
私は視線をステラさんから外して、CPをもう一度見回した。

調度類といったものは無く、コンソールが並び、コンピュータの廃熱独特のにおいが鼻をつく。

ステラさんが部屋を出る。
それに続いて私も退出した。
そんな時。

一週間前に聞いた、あの警報が基地内に鳴り響いた。



「星光(せいこう)、搬入終わりましたか~?」

私はクリップボード片手に叫んだ。
すると、目の前にある巨大な戦術機の足元にいた整備員が手を振ってそれに答えてくれた。
私は溜息混じりに、新たに搬入された二機の戦術機を見上げた。

濃い紫の機体と、真っ白な機体。
どちらも、試作型である102型電磁投射砲を装備できるらしい。


「フィニーノ曹長~~!」

「何っ?」

「100式戦術歩行戦闘機の整備マニュアルまだ貰ってないですよ~!」

「あ、ごめん。おいてきちゃった。これ終わったら取りに行ってきますね」


整備員にそう返して、手元の書類に目を落とした。

100式戦術歩行戦闘機星光タイプS・明星(ルシフェリオン)。
仕様を見る限り突撃前衛(ストームバンガード)より、迎撃後衛(ガン・インターセプター)や制圧支援(ブラスト・ガード)ほうが相性的にはよさそうだ。
近戦用武器は、今のところ長刀のみだからね。


「曹長~!」


また部下に呼ばれて、細かい指示を出して、いつも以上に忙しいハンガー内を駆けずり回る。
そんな時に、まったく唐突に、フェイト隊長がやってきた。
私は彼女に敬礼を送る。部下もソレに習う。
隊長は教科書通りの答礼をして、口を開いた。
そして私は溜息をついた。

そんな忙しい日の昼下がり。
いきなり警報が鳴り出した。
私は悪態交じりに、昼飯をみて、名残惜しいなと思いながら食堂から駆け去った。




「着任挨拶もしないうちに、出番のようね」

「そのようですね」


静かなブリーフィングルーム内で、落ち着き払った二人の女性の声が響いた。
ブリーフィングルームにいるのはライトニング隊隊長フェイト・テスタロッサ少佐と、新たにライトニング隊所属となった高町赤星(たかまちせきせい)少尉の姿があった。

私は、外れかけたエアロックを慌てて操作して扉を閉めさせる。
そして耳を澄まして、気配を消して中の様子を窺った。


「仕度は出来てるそうよ、どうする?高町少尉」

「私はご命令に従います。いかがなさいましょう」


ブリーフィングルームから聞こえる、あくまで落ち着き払った声。
何故かそれが私の癇に障った。
今、この時も、世界各国の勇気ある衛士たちが命を落としているのに、それをも忘れ去ったかのような声だったから。


「そう。じゃあ、お願いできるかしら。ただし、あくまで貴方は突撃前衛ではなく制圧支援なんだから、今まで通り命令違反を繰り返さないように」

「はい、少佐」


私は目的地を更衣室へ変えて、もと来た道を走った。
あのまま、二人の声を聞いていたくなかったから。
あの、とても感情がない声を聞きたくなかったから。

更衣室へ駆け込むと、すでに雷刃とアリシア副隊長、そしてブレーメル少尉の姿があった。


「ブレーメル少尉も今回は出撃ですか?」

「ええ。久しぶりの実戦よ。
 随伴機(チェイサー)任務が多かったから、腕がなまってないか心配なんだけど」

「そうですね。何でいきなり?」

「さあ、上からのオーダー(命令)よ。
 F-15ACTV(アクティヴイーグル)との実戦データ比較がしたいんじゃないかしら」


唯一この部隊で外国製戦術機・F-15ACTVを駆るブレーメル少尉の実戦は数少ない。
だが、腕はフェイト隊長と互角に渡り合えるほど高い。

私はロッカーを開けて、制服を脱ぐ。
そして、強化装備を身に纏った。
何故か、強化装備装着時の感覚にうっとりとしてしまった。
慌てて頭からそれを追い出して、雷刃たちと一緒に更衣室を出た。

さりげなくみんなをブリーフィングルームから離れるようなルートへ誘導し、ハンガーへ走る。
激震が、不知火が、F-15J(陽炎)が、土しぶきを上げて滑走路へ殺到する。
そして部隊ごとに見事な編隊離陸を決めていった。

ハンガーへ入ると、異質な輝きを放つ見慣れぬ機体が2機。
さらに、驚いた事に普段はあまり戦闘に出ないフェイト隊長の機体の武装が変わっていた。
斧に長刀、突撃銃というライトニング隊仕様だったのが、折りたたみ式の鎌、長刀、さらに巨大なライフルのような形をした銃へと姿を変えていたのだ。


「・・・・一体、何事?」


アリシア副隊長が珍しく素っ頓狂な声を上げる。
確かに、一体何事だろうか?
そんな事を思いながら愛機”槍斧(ハルバード)”の元へと駆け寄る。
仕様は変わっていない。いつも通りの斧、長刀、突撃銃。


「各員搭乗!」


アリシア副隊長の号令の前に、既にコクピットブロックに滑り込む私。

関節ロック、解除。
OS起動。
網膜投影開始。
武装・推進剤残量確認完了。
その他チェックをすばやくこなす、


「こちらライトニング3、準備完了」

『こちらライトニング4~、いつでもオッケー!』

『こちらライトニング2、発進準備完了』

『アルゴス4、準備完了』


雷刃とアリシア副隊長とブレーメル少尉の声がヘッドセットに響く。
網膜投影されている機体スターテスにもう一度眼を通す。
オールコーションライト・クリア。
深呼吸して、私は出撃の号令を待った。
いつもの、アリシア副隊長の号令を待った。


『此方ライトニング5、準備完了致しました』


急に、聞き覚えの無い声が聞こえた。
いや、聞き覚えは、ある。
さっきのブリーフィングルームにいた、高町少尉。
機体識別用のデータバンクにアクセス。
探す。あった。新型。星光タイプS・明星。
私はウィンドウを消して、もう一度、深呼吸。
一体、フェイト隊長は何を考えているのだろうか。あの新型の衛士は一体なんだ。


『こちらライトニング1、準備完了。・・・行くぞ、良いな?』


そこで、低く冷たいフェイト隊長の声が聞こえた。


『え?フェイトそんも今回は出るのっ!?』


雷刃の馬鹿でかい声に私は顔をしかめた。
スピーカーだったら、真っ先にぶん投げていただろう。
だがお生憎強化装備に付属しているインカムのため、投げるには至らなかった。
そもそも、こんな人一人がやっとな空間のコクピットブロックで、物なんか投げられないし。


『ええ、何かあるのか?ライトニング4』

『う・・・そんな事無いけどぉ・・・』

『なら、問題ないね。・・・各機、滑走路まで出るぞ』

「こちらライトニング3、了解」

『こちらライトニング2、了解』

『こちらライトニング4~、りょっか~い』

『こちらライトニング5、了解致しました』

『こちらアルゴス4、了解』


ずしん、という轟音と振動が起きた。
私は機体を前進させ、ハンガーから出る。
前を歩く2機の戦術機が泥を踏みつける。ずしん、ずしんという低音と、一定したリズムが心地よかった。

程なくして滑走路脇の待機場所にでる。
もう一度スターテス確認、異常なし。
武装セーフティ確認。異常なし。

滑走路進入許可が与えられた。
私は機体を歩かせて、舗装された滑走路に立たせた。
一番前にただ一機、フェイト隊長の戦斧が輝く。
二列目に武御雷攻、私の槍斧、蒼斧が並び、3列目にブレーメル少尉のアクティヴイーグル、高町少尉の明星が並んだ。
すべて黒い機体――明星は遠巻きに見ると黒く見える――で、女性衛士の部隊は、今離陸の時を迎える。

テイク・オフ

機体のスラスターが膨大な推力を生み出し、アスファルトの表面にたまっていた土を吹き飛ばし、砂埃を舞わせた。
Gに耐えながら、機体を上方向へと引き上げた。



6機のライトニング隊機が光の尾を引いて飛びだって行く。
それを私は隊のCPで見ていた。
今回私は自分にあてがわれたコンソールにつき、研修生としてそこにいる。
入隊して一週間なのにそれは普通ありえないと私は思いながら、インカムをつけてレーダーを注視する。

「全機離陸完了」

隣のコンソールに座る通信士が声を上げる。
そして、私のほうを向く。


「大丈夫、心配しないでね、なのはさん。失敗しても私がどうにかできるから」

「はい、シルラさん」


シルラ・テスタロッサ少尉は私の返事を聞くと、嬉しそうに微笑んでコンソールに向き直る。

私も彼女に習ってコンソールに向き直り、ライトニング隊各機のブリップを見つめる。
すぐに敵性を示す赤いブリップが見えた。
えっと、この反応は・・・


「こちらCP、距離1000、戦車級”エクウスペディス”と断定、数18」


シルラさんがすぐにそう断定。
私は新たに反応が出てくるのを黙って見ていた。
次から次へとやってくるBETA。
それに少数で立ち向かうライトニング隊。
別の戦域では、2世代機”激震”などが10機以上で束になり、敵と奮闘していた。
それに比べライトニング隊は第3世代機、つまり新型が6機も配備されているのである。
しかも新型兵器まで。現場の衛士たちにとって新型兵器というのはお荷物でしかないらしいが、それだけの待遇なのだ。6機だけというのも不思議ではない。


「まだ、増えてるよ・・・突撃級(デストロイヤー)数3接近ッ!」


私は1つのブリップを見てそう叫ぶ。

突撃級”ルイタウラ”。
BETA最高の防御力を誇り、時速170キロという高速で飛翔し、文字通り突撃戦術を取る、正直厄介な相手である。
戦術機の中でも高い防御力を持つ激震でさえもが吹き飛ばされるというその破壊力。
激震よりも軽い戦斧や槍斧、武御雷攻などといった、アクティヴイーグル以外のライトニング所属機は木っ端微塵にされてしまうだろう。


『こちらライトニング1、了解。
 ・・・聞こえたな、突撃級が接近中だ。後ろに回り込む。戦車級は吹き飛ばせ』

『『『『『了解』』』』』


アリシアちゃんやアルテアちゃん、雷刃ちゃんたちの声がインカムに響いた。
それを聞いて、私はほっとした。

武御雷攻が突撃級の横を噴射滑走。
僅かに遅れて槍斧がその名の如く槍のように武御雷攻を追う。
次の瞬間、突撃級のブリップが消滅。
残り2。
突撃級が武御雷攻と槍斧を狙う。
2機は急速離脱、蒼斧がそれを援護。
明星は手にした巨大なレールガンでの射撃を冷徹にこなす。
突撃級の前面の、あの強固な装甲がレールガンの射撃を受けて消滅。


「・・・すごいわね、新型レールガン」


シルラさんが感心する声が聞こえた。



紙のように舞う突撃級の残骸。
私は、さらに上がった電磁投射砲(レールガン)の威力に舌を巻いた。
だが、そうずっと見ていられる場所でもないのでしぶしぶ戦闘機動を取る。
機体の右マニュピレーターに持たせていた長刀を背中のウェポンラックに戻し、代わりに巨大なライフルのように見えなくも無い101型電磁投射砲を機体に装備させる。
銃身を伸ばしてやると、この戦斧の身長ほどもあるそれを構えて発砲。
機体の感覚詐瞞機能(フィードバック)と強化装備の対G機構でもだましきれないらしい発射の振動が、コクピットブロックを揺らした。
背後に取り付けた、巨大な、この機体にはいささか不釣合いなほど大きなバックパックから、弾層交換のための振動が止まなかった。
だだだだだだ・・・・と、高速で吐き出される大型口径の弾が戦車級をやすやすと引き裂いていく。
発射時の振動で標準がずれないように、また、破片で廃熱ユニットや弾薬を詰めたバックパックを破損しないように慎重に機体姿勢を制御する。
最後になった突撃級が高速で此方に接近してきた。
だが、すぐに、先ほどの明星からの射撃と同じように、紙のように木っ端微塵に砕け散った。


『突撃級全破壊。残り戦車級のみ』


シルラからそう報告が入る。

私はさっさと投射砲と長刀を持ち変える。
噴跳躍。
落下速度を利用して重い一撃を戦車級に食らわせてやる。
地面にひびが入る。同時に機体スターテス警告。
カーボン製長刀に皹が入ったというものだった。
小さくしたうちして長刀を槍投げをするかのような動きで、遠くの戦車級にぶち当ててやった。
高速で飛来した、尖った長刀が戦車級のど真ん中に命中し、破片を撒き散らす。
それを殆ど確認せずに、背中から斧のような折りたたみ式の鎌を取り出す。
空振りしてやると、斧から鎌の形になり、ロックボルトでカーボン製の刃が固定されるのを確認。
ついでにデッドウェイでしかない投射電磁砲の残弾を放棄。
身軽になった戦斧を躍らせるために、下唇をなめて集中する。

「・・・さて、行くぞ、化け物風情が」




全機帰投を確認。
部隊の損害は、フェイト隊長の長刀と投射砲の弾のみ。
撃墜数は海鳴基地に所属する部隊中最高。


「ふぅ~帰ってこれたね~」

「そうだね、雷刃」

「損害ほぼなし、けが人無し。うん、今日も少しは合成ご飯をましに食べれそう」


ぞろぞろと女子更衣室に入ってくるライトニング隊隊員。
それぞれ安堵の表情であったり、嬉しそうな笑顔で部屋に入ってくる。

ただ2人、フェイト少佐と赤星少尉を除いて。

私は雷刃とアルテアを促して、汗臭い強化装備を手際よく脱いでいく。
心地よい疲労感と眠気を感じる。
慌てて頭を振って、更衣室奥の扉に手をかける。
扉のプレートには”シャワー室”の文字が書いてある。

扉をあけると簡素なシャワーブースが立ち並んでいた。
左右6つずつという、衛士6人しかいないライトニング隊には広すぎるシャワー室であった。
着替えが入った籠を手に手近なブースに入る。

綺麗なシャワーヘッドにカラン、タオルを下げるための鉄具が鏡の様にきらきらと輝いている。


「うわぁ、相変わらず綺麗だなぁ」


雷刃の息を呑む気配がする。


「そうね、さすがシエルさん」

「シエルさんいい人~」

「うっほ、やっぱ綺麗なのは嬉しいな~、シエルさんいい人すぐる」


はしゃいだ雷刃の声がシャワー室の中に響く。
シャワーのバルブを開けると、湯気と共にお湯が頭からふってきた。


「~~~~ッ!」


お湯は非常に熱かった。
今度はお水のバルブを少しだけ緩める。


「・・・ぬるい」


今度はぬるすぎた。
お水のバルブを少しだけ捻って調節。


「・・・・ふぅ・・・きもちぃぃ・・・」


今度は丁度良かった。

籠の中から出しておいたシャンプーのボトルに手を伸ばす。

ひんやりと冷たい感覚が気持ちよかった。




ライトニング隊御用達の食堂で合成しょうが焼定食をつまみつつ、高町なのは訓練生あらため高町なのは軍曹は、新型戦術機のマニュアルに眼を通していた。

なんとその機体――100式戦術歩行戦闘機星光タイプR・桜光(エクセリオン)は自分用に調整されているらしい。
ちょっと待て、私はCP仕官としてこの部隊にいるわけで、しかも戦術機の訓練は受けていないし、そもそもこの部隊にやってきてまだ1週間しか経っていない。
素性も話していないのに、いいのだろうか、新型機なんて渡して。

アリシアちゃんに詰め寄ると「横浜がらみだし・・・拒否権ないね」と苦笑されてしまった。

横浜がらみというのが良くわからなかったが、とりあえず命令どうり私はこうしてマニュアルにめを通すのだった。


「・・・美味しくない」


口に入れた合成しょうが焼きの味は最悪だった。
その味になのはは眉を顰める。


「大丈夫かしら?」


ふと顔を上げると、ステラさんが微笑んで声をかけてきていた。
柔らかそうな金髪が揺れる。


「・・・えっと、まぁ」

「そう。
 ・・・戦術機に、乗るのね、聞いてるわよ」


ステラさんが机に置いたトレーの上には合成野菜炒め定食が乗っていた。


「あ、その・・・、そーいえば、横浜っていったい?」


私は何故か緊張して、そう言ってしまった。
するとステラさんは、少しだけ考える仕草をすると、すぐに答えてくれた。


「国連軍横浜基地。この辺の国連軍では最大の大きさを誇っていて、もともとは”NO22ハイヴ”があった場所ね」

「ハイヴ、ですか?
 ちょっと待って、ハイヴってBETAの巣なんですよねッ!?」

「ええ」


頷いてみせるステラさん。
でも、ハイヴってまだ攻略できていないのでは?
私はステラさんにそう問うと、ステラさんは無表情にこう答えた。


「今は基地の人間以外は生きていないわ。
 その基地の連中も、制圧時に使った”G弾”の影響で今も大量に身体障害者を排出し続けてる」

「G弾?」

「ええ。”G元素”なるものを使って一気に敵を殲滅する、そうね・・・核のようなものよ。
 アメリカが押しつづける戦術を使って占領したのが横浜基地。
 G弾を使ってBETAを根絶やしにするも、その影響で生物がすむことを許されない不毛地帯よ。
 ちなみに、貴方も近衛にいる以上わかっているでしょうけど、日本が提唱する戦術は戦術機を使ってハイヴ最下層まで降りて反応炉を破壊するというものよ。
 だけど、まだ成功していない。唯一成功しているのがG弾使った横浜だけ」


横浜、横浜・・・最近良くこの地名を聞くなぁ。
”横浜がらみ”というのもそういや気になるんだよね。
だけど、聞いていいのかなぁ。


「ちなみに横浜といえば、必ずみんな渋い顔するから気をつけて」

「・・・っえ?」


私の心を見透かしたかのようにステラさんは言った。
思わず聞き返すとステラさんは肩をすくめて見せるだけだった。




あとがき


またも戦闘みじけーなおいw

コンクールが近いため、練習がきついです・・・

ちなみに今年県には7月27日2時ごろの演奏ででます。

見たいかたはどうぞ。

ただ、「ヒカリさんどこ~」とか叫んだりしないでくださいね
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ヒカリさん

Author:ヒカリさん
ヒカリさんです。
苦手なものはかぼちゃ、うめぼし、骨の多い魚他もろもろ・・・。
ワードとエクセル、ブラインドタッチが得意です。
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高校一年生演劇部所属。
中学の時は吹奏楽部で、楽器はクラリネット(B♭)&バスクラリネット(B♭プラ菅)

マブラヴTEのクリスカマジイケメンwww
イーニァが可愛すぎww
タケミーはさらっと角なしが好き。角ありだと赤。
真耶か真那と言われたら真耶派。

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