*+ASTRAY+*

食べることとか大好き高校生のブログ。ツイッターのせいで変更滞り気味。SSあります。

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魔法少女リリカルなのはASTRAY 01「始まりの鐘」

通常業務のときにやってきた、リンディ提督からのメール。
あけてみると、

早く”L型の墓場”に来て。

という文字しかなかった。
つまり、暗号。
私たちのような”海鳴騒動”を詳しく知るものでなければ、解読できないもの。
どこへ行け、というのはすぐに見当がつく。
そんな暗号まで持ち出して、リンディ提督は何を話すつもりだろうか。
魔法少女リリカルなのはASTRAY 01「始まりの鐘」始まります。




L型の墓場。
それは、”アースラの眠る場所”を指す。
機動六課解散後、正式に解体されたそれの、墓場。
今、そこは使われていない。
私は、不良査察官という二つ名そのままに、ポテトチップスを片手に階段を上った。
さびて、今にも崩れ落ちそうなそれを上る。
キャットウォークに上がると、スクラップとかした巨大な物体があちこちに鎮座していた。
管理局員の我ながら、ズサンだなあ、とか思ったりする。
赤錆が生えて、手すり部分は腐って一部崩れてなくなっていたりするキャットウォークを歩く。
そして、数人の人影が。

「遅いわね、アルテアちゃん?」

その人影の中に、真っ黒な桂とフードをかぶった人物が居た。
その人の声は、柔らかくてしっとりとした、お母さん風情あふれるものだった。

「ごめんなさーい、不良局員ですから」
「あらあら、ポテチ?」
「ええ、安心してください。砂糖は入っていないので」

みんなが笑う気配がする。
制服姿の姉やその仲間たちや部下が控えめに笑っている。

「あらぁ」

困ったように笑う真っ黒なフードの女――リンディ・ハラオウン――。
彼女は甘いものが大好きなのだ。
なぜ太らないのかな?寝る3時間前は甘いもの厳禁でしょ、普通?

「それで、さっさと本題にお願いします。この後調査があるし」
「んもう、つれないわねえ」

ぷぅ、と子供のように頬を膨らませる提督殿。
ちょっと、あなた本当に大人?お菓子ごときで何でそんな顔をする?
って、泣きそうな顔にならないで!ここで泣かせたら私が悪いって事になるからぁ!

「・・・っと、御飯事はこれくらいにしてと。
 ねえ、みんな?吸血鬼、って知ってる?」
「吸血・・・鬼?あの血を吸うとかってやつ?」
「ドラキュラ?何か映画で見たことある。すっごくエロイのだった」

リンディ提督殿の問いかけに、皆が口々に言う。
確かに、吸血鬼といえば御伽噺に出てくるドラキュラ伯爵が思い浮かぶ。
確かに、映画やアニメではかなりエロイのが多かった。ドラキュラ伯爵ってあんな変体なの?
で、何でリンディ提督がそんなドラキュラ・・・じゃなくて、吸血鬼の話を?

「でえ、何で吸血鬼の話をしたかというと、最近、優秀な管理局員や魔道師が通り魔に襲われるという事件が頻繁に起きているわよね。とくに書面上ではフェイトちゃんや零奈ちゃんが強いかな?巷の噂面ではアルテアちゃんあたりが」
「まあ、それは・・・」
「そーいや、そんな話を花丸キッチンで聞いたような・・・」

フェイトに続き、私がつぶやく。
花丸キッチンだけでなく、ほかのお店でも最近”管理局の人たちが襲われて、首筋にへんな2つの後がついていた”という話を聞いた気がする。
みんな親切に私の心配をしてくれてたっけ。
できるなら心配はフェイトや菜ノ葉へしてやってほしいんだけど。すぐ無茶するし。

「アルテアちゃん、どんな話だった?」
「えっと、管理局員が襲われて、首筋に2つの変な痕があったとか・・・」
「フェイトちゃんは?」
「首筋に2つ、傷があり、何かに刺された感じだった。また、倒れた理由は貧血だと聞きました」

貧血。
あら、もしかして吸血鬼って、その管理局員狙いの通り魔のこと?
私は思わず身震いした。うわ、いやだ。あんなことこんなことした挙句に・・・んのヴぁあ!
見事に私のみぞおちにリンディ提督のチョップが入る。
痛い、ほんっとに痛い。食らいたい人物はどんどんあれな方向に創造してください。
まあ、そんな自殺志願者いないだろうけど。

「そう。とりあえずドラキュラ伯爵って言われてるけど、それの調査と逮捕、その他もろもろをあなたたちにお願いしたいの。秘密裏に」

私が赤くなったり青くなったりしてると、リンディ提督がそういった。
え?なんで秘密裏に調査や逮捕をしないといけないの?
なぜ、公表してはならない?

「あの、何でや?」
「ドラキュラ伯爵の背後には、強靭な組織が居る可能性が高いから」

なるほど、そういう理由か。
でも、通り魔の背後に居る強靭な組織ってなんだろう。
スカリエッティのようなマッドサイエンティストばかりの研究組織?
それとも、ただのテロ武装組織?
どちらもいやだけど、特に前者はいやだな、絶対に。

「で、用件はわかったんやけど、私らの扱いはどうするんや?」
「疾風ちゃん鋭いわね」
「ぜんぜんそんなことあらへん。普通にみんな気になることや」
「確かに、どうするの?連絡性その他を求めると、どうしてもひとつの部隊にまとめる必要がある。
 だけど、秘密裏にってことは、そんなことできないよね。最近私たちみたいな高ランク魔道師が大量に必要だって事件はないし。
 普通どおりだったら、連絡はともかく、時間が・・・ね?特に零奈なんかは今のスケジュールがもう大変なことになってるし」
「アルテアの言うとおりだね。そのへんどうするの?」

私の言葉に同意するフェイト姉さん。
さらにそれに頷いて同意する高町菜ノ葉や藤原零奈。

「・・・・時空管理局特務捜査課第3課。それが今度あなたたちが所属することになる部隊よ。
 今はその前段階。といっても、隊長が来ればいつでも活動できる。
 バックヤードやバックス全てそろえてあるから。
 表向きの仕事は通常部隊では対処できないトラブルや内乱その他を沈めるのが主になる」
「なるほど、”通り魔は普通の部隊じゃ対処できない”ということやな」
「そう。それに今活動している特務捜査1課及び2課は機密が多く、上層部が知らない情報をたんまり持ってる。
 つまり、”情報を隠蔽し、収集できる立場”というわけ」

要は外部組織扱いというわけだ。名前だけ借りているというだけで。
なるほど、それなら保有枠の問題も回避できるし、自由に動ける。
それに、名前だけとはいえ管理局部隊だ。名実さえあればどの世界にもいける。

「ふーん・・・、で、いつからその部隊に行くわけ?」

私はポテチをつかんで口に放り込んでから言った。
本当に不良局員だね、などという声が聞こえたのは多分、気のせい。

「それはおって連絡するわ、というわけで」

くそ、この甘党め。厄介事押し付けて逃げる気か、この野郎。
私はそう思わずに居られなかった。だってお菓子食べる時間が減るし。
そう思いながらいつの間にか背を向けて去っていたリンディ提督の奇跡を眺めた。





・・・・



・・・・・・・



・・・・・・・・・・・・


・・・・・・・・・・・・・・・・・・始まりは、鐘と共に。




静寂の中に、そんな呟きが聞こえた気がした。
しかしどこを見回しても、いない。
ビルの陰とヒカリと、流れ星のような車のライト、人の奔流が回りに渦巻いているだけだ。
思わず腰の拳銃をなでる。ガバメントと呼ばれるそれは、黒く輝こうともせず、私の腰に納まっている。
ぬっとりとしたガバメントを撫でながら、私は回りに気を配った。



・・・・・・・・・・・・・・・始まりの、鐘がなる、ほら―――。



また聞こえた。何なんだろう、いったい。
そして、私は息を飲んだ。


―――ゴーン、ゴーン、ゴーン、ゴーン、ゴーン・・・。


美しく、重々しい響きが何度も鳴る。
何かが余韻となって私に襲い掛かっているみたいだ。気持ち悪い。
私は構えた。ガバメントをいつでも抜けるようにする。
さあ、どこ?あなた、誰なの?



・・・・・・ここにいる。私はここに。あなたは私に倒される存在だから。




「っ!?」

私はどきりと振りかえる。
だが、いない。

「誰!?出てきなさい!公務執行妨害で拘束するわよっ!?」

そう叫んだ。
私の声に、周囲の人々が振り返る気配がする。
しかしお構い無しにガバメントを抜いた。


・・・・・・・・鐘は鳴った、お話の始まり。さあ、踊ろう。


瞬間、とあるビルの屋上から影が宙に浮くのが見えた。
あれが、さっきの正体?
私はそれに向かってガバメントの引き金を引いた。
実弾。だが、”半”実弾というべきものだ。
効果を変質させる粉を薄いガラスのカートリッジに入れ、それを弾として使っている。
今使っているのは、速度を速めるだけのものだ。
魔力を込めて、しっかりと威力も高めてある。
これなら通常の誘導魔法に引けを取らないはずだ。

だが・・・。


「残念、あなたの血をいただきます」


瞬間、私の手からガバメントが落ちて、

制服が勝手に脱げて、

私の意識は無に落ちた。



あとがき


どーも。

なんか何も考えずに書いたらこんなんになった。

じゃあ。突っ込み大歓迎。あと絵師募集。
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ヒカリさんです。
苦手なものはかぼちゃ、うめぼし、骨の多い魚他もろもろ・・・。
ワードとエクセル、ブラインドタッチが得意です。
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プロフこちら↑

高校一年生演劇部所属。
中学の時は吹奏楽部で、楽器はクラリネット(B♭)&バスクラリネット(B♭プラ菅)

マブラヴTEのクリスカマジイケメンwww
イーニァが可愛すぎww
タケミーはさらっと角なしが好き。角ありだと赤。
真耶か真那と言われたら真耶派。

~所有ゲーム~

DS
・わたしのリラックマ (積みゲー)
・シムシティDS2 (進行中?)
・おいでよ どうぶつの森 (進行中?)
・ポケットモンスターダイアモンド (殿堂入り完了)
・スーパーロボット大戦W(VSゲイツ戦フルメタルートまで)
・大合奏バンドブラザーズ (マスター攻略中)
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